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再)ライフ・ストーリー第2話「リーダー人生」の始まり

 

すでに私を知ってくださっている方にも
はじめましての方にも
自己紹介のつもりで
私のライフ・ストーリーを
6話にわたり、ご紹介しています
 

 

第1話は、「実は、いじめっ子だったんです」

いきなり黒歴史からスタート。

 

「いじめ」は、心のひろーーい私の同級生の間では

笑い話にしてくれていますが

こんな強気な子がクラスにいたら

学校に行きたくないよな、

と自分のワガママっぷりに

今更ながらドキドキします汗

 

 さて、第2話は、

いじめっこから、みんなを支えるリーダーへ!?

 

いったいどんな変化があったのでしょう^^

 

◆「リーダー人生」の始まり

 

 

中学でも、彼女のリーダーシップは発揮された。

学園祭でクラスの出し物を仕切ったり。

吹奏楽部で、部長になったり。

 

 

ちなみに「いじめ」は小5でパタリとやめた。

これを続けて、中学に行ったら、

自分が上級生から「やられる」側になるだろうなと思った(笑)。

 

 

「あと、『こんなことやってて、楽しいのかな』って、

 よくよく考えてみたら

 全然楽しくない!ってことがわかった」

 

 

そういえば、自分が好きなのは、

先に歩いて近道を見つけて、

「こっちのほうがラクだよ、楽しいよー!」って、

みんなに楽しい道を教える事だ!

 

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「そのことに気づいて、もう、やーめた!って」

 

 

そして中学生になった彼女は考えるようになる。

どうしたら、田舎から

抜け出すことができるだろうかと。

……けれど彼女はそれを深刻に思いつめるのではなく、

 

 

「いろいろ思い浮かべて、

 にやにやしてました(笑)」

 

 

彼女の真髄はまずここにある。

「深刻にならない」。

思いつめるのではなく、考える。想像する。

深刻に、自分を責めながら生きる人とは、

違った思考回路を彼女はゆく。

 

 

「みんなおんなじ中学に行き、

 2つか3つある高校のどれかに行き、

 大学に進むか、そのまま地元で働くか。

 なんだか、つまんないな!って、当時の私は思っていて」

 

 

一方、部活は吹奏楽を選んだ。

もちろん、ここでもリーダーを任される。

 

 

「コンクールで、賞を取ったりもしてたけど、

 そのことよりも、みんなで練習している時を思い出します。

『今日、顧問の先生が来れないって!』ってなると、

 いかにサボりながら練習するかを考えたり(笑)」

 

 

そう。人は、何歳になっても、

ゆかいなリーダーのもとに集結する。

 

 

「どうやったら、みんなが楽しく、

 それぞれの個性を活かしながら、

 やっていけるかなあって。」

 

 

彼女が目指す「リーダー」は、

「先導する人」でも「牽引する人」でもなく、

「みんなをみんならしく活かす人」だ。

 

 

「私の中のリーダー像って、

 みんなが楽しむためにいる。

 後ろから全体を見渡して、

 一人ひとりがうまく咲く方法を見つけて

 その人が自分で進んでいくための近道を教えるんです」

 

 

「あやまる」とか「無理をお願いする」とか、

「先生と何らかのやりとりをする」場合は、

 前に進み出る奈美さん。

 

 

「自分の中では、あまり苦労した記憶がないんです。

 だから今は、ただただ、いい思い出のひとつ」

 

 

高校では寮で生活した。

門限は18時。間に合わなかったら停学。

常にシスターが目を光らせている。

 

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「ある日、

 シスターが不在になる日があったんです。

 全員、自分の部屋で過ごす決まりになっていて

 守れない人がいたら、後でシスターに

 名前を伝えることになっていたんです。

 でも、他の人の部屋でおしゃべりしたり、

 みんなが自由に過ごせるほうが楽しい。

『シスターがいつ帰ってくるか、聞いておくから!』

『みんな15分前には部屋にいて!』

 みたいな画策をしてました(笑)」

 

 

つまり彼女は、仲間のみならず、

先生の信頼も得ていたわけである。

 

 

「先生に信頼されたり、自分だけひいきされたりは、

 思い返してみたら、よくあった」

 

 

何ごとも、包み隠さない人である。

 

 

「でも、例えばお菓子をもらったとしたら、

 私はそれをみんなにも分けることがうれしいんですよ。

 だから「えこひいき」は大歓迎でした。

『どんどんちょうだい!』って思ってた(笑)」

 

 

大人に信頼され、いろいろ任されるうち、

さらに増してゆく、自由度。

 

 

「先生も大事。みんなも大事。

『あ、こうすればどっちも喜ぶ!』

 っていう道を見つけるのが好きだったんですよね」

 

 

 

ライフストーリー第3話へつづく

(取材・文/小川志津子さん